御詠歌 みどりごの 母巣の森の 蔵福寺 父諸共に 誓もらすな
番場通りを秩父神社に向かって進むと札所十五番の石碑が建つ。
秩父鉄道の踏切をわたると、石段の上に白漆喰塗りの本堂が目に入る。
本堂(観音堂)が白漆喰塗りの耐火構造の土蔵造りなのは、
明治11年(1878年)の秩父大火で焼失した教訓を活かして再建されたため。
本堂の欄間には、信者達により観音経を絵解きした16枚の彩色彫刻がある。

秩父事件殉職警官の墓
本堂の右手に秩父事件で殉職した二人の警官の墓と当時の内務大臣の山形有朋の碑がある。