札所18番 白道山 神門寺

ただたのめ 六則ともに 大悲をば
神門にたちて たすけたまへる

天保年間(1830~1844年)に再建された観音堂の前に立つと、その物静かな佇まいには時代の雰囲気が漂っている。
観音堂正面の虹梁には、森玄黄斎(秩父出身の彫刻師)の手による御詠歌の扁額(元治元年 1864年)が掲げられている。
国道140号線に面し、車の場合、交通量が多く速度が出てしまうので、通り過ぎてしまわないように注意をしたい。

観音堂

現在の観音堂は、天保年間(1830~1843年)に秩父地方で名匠とうたわれた藤田若狭の手によるもの。
正面の破風が、秩父夜祭で曳き回される当地「宮地」の山車(屋台)に似ているのは、山車の棟梁と藤田若狭が血縁関係にあったためではないかといわれている。

裏観音

観音堂の回廊の裏は数段下がっており、ご本尊の下をくぐることができる。
そこにはご本尊につながれたお手綱が垂れ下がっており、12年に一度の午年総開帳以外でもご本尊と握手をすることができる。

 基 本 情 報
本 尊 聖観世音菩薩
宗 派 曹洞宗
御詠歌 ただたのめ 六則ともに 大悲をば
神門にたちて たすけたまへる
長享番付 第22番 神門
住 所 〒368-0025 埼玉県秩父市下宮地町5-15
電 話 0494-25-0598
website  

 

駐車場

普通車:〇
マイクロバス:〇
大型バス:〇

アクセス

●電車
秩父鉄道 大野原駅 徒歩16分(1.2km)
●バス
西武秩父駅から 西武観光バス「小鹿野車庫(相生町経由)or栗尾行」相生町下車 徒歩10分
●十七番から
徒歩15分(1km)

地図  札所十八番神門寺周辺の地図

みどころ

・観音堂
・回廊とお手綱
・扁額(森玄黄斎作)

ご利益

・にこにこ地蔵尊
(礼拝すると1日にこにこ過ごせる)

ご縁日(行事)

・4月18日
 観音例大祭(特別開帳)
・5月8日
 降誕会

御守り

 

花ごよみ