御詠歌  父母の 恵みも深き 語歌の堂 大慈大悲の 誓いたのもし

武甲山を正面に見ながら野良道を行くと小さな仁王門に出会う。
このお堂は、長興寺の壇徒であった本間孫八が、慈覚大師の作と伝えられている観音像を手にして、
これを安置するために建立した。
御朱印は、250mほど離れたところにある『長興寺』でおこなわれている。

准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)

本尊が准胝観世音菩薩として祀られているのは、西国・坂東・秩父の日本百番観音霊場の中でも、
ここ秩父札所五番語歌堂と西国札所十一番上醍醐寺(かみだいごじ)のみである。
慈覚大師の作と伝えられ、長寿や心の迷いを救う功徳があるとされている。

語歌堂

ある時、観音堂で旅の僧と長興寺の大旦那である本間孫八が和歌の奥義を語り合っていたが、
明け方に僧は消えるようにいなくなってしまった。
孫八は、旅の僧が聖徳太子の化身と悟り、この観音堂を語歌堂と名付けた。
(聖徳太子ではなく、救世観音といわれることもある。)